保護者のみなさんも子どもルームを見学してみましょう!

千葉市の子どもルーム(学童保育)のほとんどは、千葉市から委託を受けて千葉市社会福祉協議会が運営しています。受入対象は小学校1年生から6年生までです。

千葉市以外の市では通常、1~6年生が一緒のルームに通うのですが、千葉市では小学校1~3年生用の低学年ルームと4~6年生用の高学年ルームを分けて設置しています。

1~3年生用の低学年ルームは、小学校の空き教室や校庭内に専用の施設を設けて運営されていますが、4~6年生向けの高学年ルームは図書室など小学校の教室を放課後の時間だけ間借りして運営されています。そのため、ランドセルを置くためのロッカーや玩具なども置けない状況になっています。また、冷蔵庫なども置けないため、これからの季節、水分補給も心配ですね。

お迎えの時間だけでもいいので、是非、お子さんが通うルームに行って、中の様子を確かめて下さい。子どもが多すぎて窮屈ではありませんか?トイレの数は十分ですか?公園や運動場など遊び場は確保されていますか?日中は授業で使う教室のため、自由に掲示物を貼ったりできません。持ち込める遊具にも限りがあります。子ども達にとって楽しい空間づくりも保育の一貫です。是非、お子さんが通うルームに行って、中の様子を確かめて下さい。

今年度もよろしくお願いします

5月14日に総会が終了し、千葉市学童保育連絡協議会(市連協)も、少し遅い新年度を迎えました。

昨年度は、指導員の先生方の給与制度に、はじめて経験給が導入されるなど、これまでずっと要望してきた事項が、千葉市にようやく認められたものがありました。

他方、施設や設備の条件の悪い「高学年ルーム」に「低学年ルーム」に入りきれなかった3年生の子どもたちが多数入れられていることや、正指導員の欠員が40-50名に達し、補助指導員で対応している所など、改善できなかった点も多数残っています。

今年度からはモデルケースとして稲浜小学校で、子どもルームと放課後子ども教室を一体的に運営する「一体型事業」も始まりました。新しい制度の長所と短所を見極め、子どもたちにとって、より良い子どもルームになるよう活動していきたいと思います。